全日本ピアノコンクール

新垣 玲花さん・下地 悠南子さん

全日本ピアノコンクール2025 連弾:U15 部門で金賞に輝いた、新垣 玲花さんと下地 悠南子さん。同じピアノ教室に通い、小学校の低学年から連弾のペアを組んでいるお二人に、受賞の喜び、連弾の楽しさや難しさなどをインタビューさせてもらいました。

新垣 玲花さん


下地 悠南子さん


小学校低学年の頃からペアを組み、現在は同じ中学校の先輩・後輩という二人。これまでに、2021年ピティナピアノコンペティション沖縄地区本選 連弾初級B 奨励賞、2022年 全日本ピアノコンクール 連弾U10 全国大会 金賞、2023年ピティナピアノコンペティション沖縄地区本選 連弾初級C 奨励賞 、全日本ピアノコンクール 連弾U12 全国大会 銅賞、2025年ピティナピアノコンペティション沖縄地区本選 連弾中級B 優秀賞、併せて島ピアノセンター賞と、二人で数々の賞を受賞してきました。

今回演奏したのは、ストヤノフ作曲の『組曲「太陽の光」』より、第一曲「夜の歌」、第4曲「古い鐘」、第8曲「歌」、第9曲「ゲーム」の4曲。与えられた制限時間ギリギリまで自分たちの音楽を表現しよう!と二人で話し合って選びました。

全日本ピアノコンクール沖縄地区大会


実は2024年にU12部門で出場し、全国大会への出場を逃すという悔しい経験をしていた二人。今回、悠南子さんは「もう一度チャレンジしたい!」と強く思い、玲花さんも、「連弾のコンクールは数が少ないけれど、せっかく連弾部門があるので、長くペアを組んでいるお友達と賞を目指したい!」と強い気持ちで挑んだといいます。

本番では練習通りに上手く弾けず、「これは終わったな」と二人で意気消沈。しかし、客席から見守ってくれていた先生やお母さまたちからは、「すごく弾けていたよ」と高評価だったそうです。手ごたえを感じられなかった中で受賞を知った時の心境は、声を揃えて「オドロキ!」の一言。「最高にうれしい!(玲花さん)」、「やり切った!という達成感です(悠南子さん)」と喜びの気持ちを教えてくれました。

小学校低学年からペアを組む


玲花さんがピアノを習い始めたのは、4歳のころ。お母さまがピアノの先生をしていて、お姉さんやお兄さんがピアノを弾いていたため、自然と習うようになりました。普段はソロ曲の基本練習を中心に、テクニックが必要な曲や、歌う柔らかな曲など、バランスよく取り組んでいるといいます。一方、悠南子さんがピアノを習い始めたのは、6歳のとき。物心つくころからお母さまがピアノを弾いていたため、自然と「自分もやってみたい」気持ちが芽生えたそうです。普段の個人練習では、「相手のことを考えながら、自分の音を磨いている」と悠南子さん。ふたりで合わせる練習では、とにかく最初から最後まで合わせることを重視しているそうです。

連弾の魅力は、ともに「緊張感が薄れること」。悠南子さんは、「相手がいてくれると心強いし、演奏がピタッと合った時にはヨッシャー!という気持ちになる」といいます。音楽の楽しさは何かを尋ねると、「自由に自分の表現ができるところ(悠南子さん)」、「弾くだけでなく、聴くことも好きです。ピアノの演奏会だけじゃなくてオーケストラを聴きにいくこともありますし、クラシックに限らず歌も好きで、素敵な歌詞のポップスを聴いて癒されています(玲花さん)」とのこと。

コンクール終わりに中華街へ


今回の取材にあたり、二人を指導する先生からも次のようなコメントを頂戴しました。「二人の今回の受賞は、小さい頃から長くペアを組んできた継続のアンサンブル力だと思います。ホールでの二人の空気感や、二人で感じる音楽の方向性が大きく評価されていて、とても嬉しかったです」。長年、鍵盤をともにしてきたからこそ、息ピッタリの演奏に繋がったのではないでしょうか。

同じ中学校の先輩後輩


今回の金賞受賞を受けて、それぞれに得たものがあるといいます。「今まで悔しい思いをたくさんしてきたから、何が何でも賞をとるぞ!とブレない強い気持ちが、練習のエネルギーになりました。連弾はふたりで演奏するものだから、自分も頑張らないといけないと責任感を持って練習に挑めました。コンクールでの受賞やピアノ・音楽に向けての強い想いがあると、頑張ることができるんだなと気づくことができました」と悠南子さん。一方、玲花さんは、「ソロも連弾も、本番で緊張してしまい大きな失敗をしたことがあります。小さい頃は原因が分からずにただ泣いた記憶しかありませんが、練習してきたことが発揮できないなど、つらい経験をしました。その時の気持ちを忘れずに、楽しむ気持ちを大切にして、ピアノを弾き続けていきます」と語ります。

インタビュー取材中も、終始笑顔が絶えないお二人。ともに切磋琢磨し、楽しみながらスキルを磨いてきたことが伝わるひとときでした。この先、二人でどのような音色のバリエーションを広げてくれるのか、とても楽しみです。

全国大会での新垣 玲花さん・下地 悠南子さんの演奏はこちら。

2025年度インタビュー 連弾U15
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